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Top Tracks of 2021
こんにちは。MRMYX(ミスターミックス)です。
理由は様々あれど、「2021年の音楽を振り返りたい」そんなあなたに。
2021年をビンビンに感じることができるプレイリストをお届けします。
このプレイリスト「Top Tracks of 2021(トップ・トラックス・オブ・2021)」では、今年を代表する象徴的なビッグチューンやサウンドの曲だけでまとめてみました。
ぜひ聴いてみてください。
ちなみに、つい最近Spotifyのアプリで通知された年間アナリティクスの結果によると、僕は2021年のSpotifyでの再生時間が13万8772分で、日本のリスナーのトップ0.5%以内に入る超ヘビーリスナーらしいです。
そんな “音楽聴きまくっていた僕” が今年のトップ・トラックス30曲を選んでみました。
これは単に僕のお気に入りとかっていう個人的なセレクトではなくて、2021年のポップシーンを客観的に見て切り取ったようなチョイスになってます。
なので「2021年の音楽どんなんだったかな〜」なんて思っている方にはすごい参考になるプレイリストだと思います。
もう少し付け加えて言うと、
このプレイリストには「2021年にリリースされた2021年ならではの曲」がたっぷり入っています。(今年リリースされた曲でも、時代の音とズレているものは入れていないです。)
今年スポットライトを当てるべき旬のアーティストたちの曲が入ってます。
音楽シーンの中で存在感のあるビッグアーティストたちの曲が入ってます。
時流に乗った、今のこの世界のメインストリームミュージックです。
街中とかでもかかっていたり、再生回数も多くて、2021年大勢の人たちの耳を楽しませてくれた楽曲の中でも特によかったものを厳選しました。
また、すでに人気のある曲だけでなく、これはもっと多くの人に届くべきだという曲も少し入れています。(再生回数は参考にしてますが、それだけでは選んでいないということです。)
このプレイリストに収められている曲は2021年の音楽全体の中で「氷山の一角」の中でも「てっぺんだけ」みたいなチョイスです。(まだまだいっぱい良い曲あるんですよ…)
残念ながらニッチなジャンルのコアな音楽が聴きたい方は満足できない内容だと思います。そういうディープな音楽、自分の好きなジャンルが聴きたいという方はご自身で好きな音楽をディグっていってください。
このプレイリストではコアなジャンル、ディープなところはあえて触れず、とりあえず2021年これだけ聴いておけば最低限はバッチリ、王道!ポップシーンど真ん中!というような内容です。
聴感がポップな曲ばかりなのでジャンル関係なく楽しめると思います。
2021年を切り取ったプレイリストは他にもいくつか作ったんですが、まず最初はこちらをどうぞ!
2021年の音楽シーン
やっぱりメインストリームはヒップホップが圧倒的に強い気がしますね。
アーティストのキャラ立ちも強いし、再生回数とか見てても普通に何百万、何千万、億とかもざらにあるし、圧倒的に聴かれてる印象があります。
だからといって、人気がある=良いという単純な話ではなく、新しい音楽の世界をガンガン切り開いっていってるハイパーポップの曲たちも2021年を象徴する重要な音楽なんだと思います。
みんなそれぞれ自分の好きなジャンルやアーティストの音楽を聴いてると思うんですけど、ロックとかバンドとか、シンガーソングライター的なポップミュージック、そういった生音系の音楽は時代の音からかなり取り残されてしまっているのかなと感じます。
もし古いスタイルの音楽をやるのであれば、よっぽど良いものをつくらないと波に乗れないというか。
だからといってエレクトロニックミュージックも今年はあんまり目立つ音楽がなかったような気がしますね。あくまで僕の視点なんで、あったのかもしれないんですけど…。
知ってるアーティストの新曲とかはパッとしないのが多かった気がしました。
結局ヒップホップとハイパーポップが今年の主流であり先端だったんじゃないかなと思います。
そのほかのジャンルも動いてはいると思うんですけど、ジャンルの中だけで収まっちゃってる感じがして、ポップミュージックとしては聴けるものがほとんどないのかな。
というより僕自身が、今年は例えば積極的にクラブミュージックとかを全然掘っていなくて、ポップシーンばかりを見ていて、そんな中でそういったコアなジャンルの音楽たちがポップシーンにまではあまり響いて来なかった、少なくとも自分のところには聴こえてこなかったという感じですかね。
国別に考えると、アメリカと日本の音楽がほとんどで他の国がどうなっているのかはほぼ全くわからない状態です。イギリスとか他のヨーロッパの音楽とかも気になるけど、積極的に聴こうとしなければ全く入って来ない、そんな状況です。
逆に南米とかアフリカの音楽はちょろちょろと聴こえてきましたね。良いものがあったかというと自分にとってはそんなにないんですが、ヨーロッパやアジアに比べたら自然と入ってきたものが多かったのかなという感じです。
もうひとつは、今はプロデューサーに注目が当たらない時代なのかなということです。昔だったら、ヒット曲を手がけているプロデューサーが共通していることが結構ありましたが、今はどの曲のプロデューサーを見ても全然わからないし全部バラバラなんですよね。
それだけアメリカはプロデューサー、トラックメーカーの層が厚いということなんですかね。ハイクオリティーなトラックを作れる人がたくさんいて、誰にも偏らないし、プロデューサーが前面に出て来ない、そういう時代なのかな〜と思いました。
まあ話は戻りますが、とにかく2021年はヒップホップとハイパーポップの年でした。
ヒップホップは圧倒的な人気、エモラップの隆盛、そしてハイパーポップは若いアーティストたちが全く新しい感性で音楽の新たな領域を開拓していく。2021年は音楽にとってそんな年だったと思います。
選曲について
ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とThe Kid LAROIの “STAY” はポップミュージックとしてとてもアリだなと思いましたね。ハイパーポップのノリというか、そういう音楽スタイルをかなり薄まってしまってはいるんですが、メインストリームに持ってきているという意味でとても良かったと思います。
街中とかでもめっちゃかかってましたよね。この曲。でもあんまりうるさいとは感じずに心地よく聴いていられました。この曲は。
アデル(Adele)の “Easy On Me” は完全に車のCM狙いにいってるのかっていうぐらい爽快感が高いです。
現状、世界で一番歌唱力のあるシンガーなんじゃないでしょうか。活動はほとんど何も目に入ってきてませんでしたがこの1曲だけで圧倒的な存在感を放ってますよね。
ポロG(Polo G)の “RAPSTAR” は今隆盛を極めているエモラップの中でも2021年の頂点に立つ曲だったと思います。
エリックドア(ericdoa)とかグレイヴ(glaive)はハイパーポップシーンの先頭ですよね。
グレイヴはまだ16歳だそうです。
ハイパーポップシーンは若さとエネルギーと突拍子もないクリエイティビティーが本当にすごいと思います。
“fantasize” のような曲をこれまでに聴いたことがありましたか?
ミーガン・ザ・スタリオン(Megan Thee Stallion)の “Thot Shot” はリリースされてからTikTokとかリールとかでも使う人続出で超ヒットしてましたね。ミーガンは男女含め今最も勢いと実力のあるラッパーのひとりだと思います。普通にかっこいい。
JP THE WAVYは完全にナメてました。”WAVEBODY” はトラックもラップも超良かったです。普通に海外で通用しますねこのレベルだったら。言葉の内容でどうこうやってるラッパーじゃなくて、完全に音で遊べてるラッパー。かつ言ってることも面白いみたいな。今までノーマークだったんですけど今年一気に注目度急上昇しました。この曲のトラックは昔のネプチューンズ(The Neptunes)みたいでハイクオリティだし、僕自身の好みにもドストライクでした。
WHOKILLEDXIXの “spy?” はアルバムに収録されてリリースされたのは2020年だったんですけど、めちゃくちゃかっこよくて音楽性もフレッシュで、「入れてぇ〜」と思ってたら2021年にもシングルとしてリリースされたので入れちゃいました。
ラップ、ダンスミュージック、ロックのバイブスが一挙にまとまったなかなかお目にかかれない曲だと思います。ルードな雰囲気が最高です。
スクリレックス(Skrillex)はポンポンポンポンポンと重いストレートパンチを繰り出してきたような感じで、印象に残るシングルをリリースしてました。活動自体に存在感は感じてませんでしたが、楽曲だけで存在感を示してきましたね。彼はやっぱりトレンドに敏感なんでしょうか。流行ってる音をいち早く取り入れて曲を出してるみたいな。アートワークにしても、ハイパーポップシーンのノリとかサウンドをメインストリームミュージックに昇華させてる感じがしました。特に2曲目かな。
Anz (アンズ)の “You Could Me” は今年出たエレクトロニックポップのベストソングだったと思います。
チルピル(chillpill)、の “LiLBiTcH” は最近のシカゴドリルのビートにポップな歌や2000年代のヒップホップの声ネタ、そして今旬のリコ・ナスティ(Rico Nasty)がラップをするというかなりフレッシュな新しい質感のカワイイ曲でした。これだけ色々ミックスするっていうのはまさに2021年だからこそですね。過去の音楽の積み重ねがなかったらこんな曲絶対生まれないです。個人的に超リピートしてた曲。
レベッカ・ブラック(Rebecca Black)が2011年(!)にリリースしていたポップソングを早回しして、エレクトロニック・ダンス・ハイパーポップにリミックスした曲です。今勃興し始めているメタバースワールドを彷彿とさせるような超デジタルポップな世界観。ビッグ・フリーディア(Big Freedia)も参加してさらにお祭り感を添加。
オーヴン(Ooveen)は日本のダンスミュージック・ユニットです。”Stay Safe! UFO” は日本語のエレクトロニック・ダンス・ポップですね。全体的にはポップでわかりやすい楽しい曲なんだけど、すごいミニマルに丁寧にアブストラクトな展開で作り込まれていて思わず何度も聴いてしまいます。日本からこんなすごい音楽が生まれているのだからもっと注目されてほしいです。
ペギー・グー(Peggy Gou)は韓国発のDJで曲のリリースは少ないんですが、スターっぷり、人気っぷりが半端じゃないですよね。知らない人は全く知らないのかもしれないんですけど、世界中ツアーしててどこ行っても大人気なDJです。Instagramのストーリーでこの “I Go” という曲をプレイしてるところを見ましたが、会場全体大合唱、みたいな。最初出たときはあんまり好きじゃなかったんですけど、ジワジワと曲のパワーを感じてます。
ヴィヴァオラ(VivaOla)、ZINは日本からの才能ですね。”My Moon” はハウスをベースにしたしっとりとしたポップミュージック。このプレイリストの中では再生回数少ないけど、海外の人が聴いた時にも絶賛してくれたみたいです。言語を超えた音楽としての魅力がしっかりありますよね。
曲のコメントは以上とします。コメントないやつも良い曲ばっかりなのでぜひ自分の耳で確かめてください。
このプレイリストの聴き方
しっかりと、2021年のメインストリームの概観をまとめたものだとわかった上で聴いてほしいなということですね。
「あれもないこれもない」と思わないでほしいです。これはコンパクトに2021年の本流をまとめたそういうコンセプトのプレイリストなので。
簡単に言うと、グラミー賞みたいな選曲です。歌謡祭的な雰囲気です。
別の言い方をすると、「大通り」ですね。細い道でも魅力的な道ってたくさんあるじゃないですか。でも大通りがわかってなかったら「あれここ今どこ走ってるんだろう」と安心して細い道走れないですよね。
なのでまずは「大通り」をしっかりおさえて、それからもっと掘り下げたプレイリストをチェックしてほしいなということです。
もっと掘り下げたい方は、他の2021年プレイリストも合わせてチェックすればもっとたくさん良い曲に出会えるし、2021年の音楽に奥行きが出てくると思います。
TRACKLIST
NUMBER | TRACK | ARTIST | PLAYS |
---|---|---|---|
1 | STAY | Justin Bieber, The Kid LAROI | 11億9443万1737 |
2 | Easy On Me | Adele | 4億2483万4754 |
3 | RAPSTAR | Polo G | 4億8189万4586 |
4 | Kiss Me More | Doja Cat, SZA | 9億1095万4645 |
5 | 34+35 Remix | Ariana Grande, Doja Cat, Megan Thee Stallion | 1億3695万1622 |
6 | One Right Now | Post Malone, The Weeknd | 9099万2000 |
7 | V12 | iann dior, Lil Uzi Vert | 2231万6756 |
8 | fantasize | ericdoa | 902万9998 |
9 | cloak n dagger | glaive, ericdoa | 736万1293 |
10 | Best Friend | Saweetie, Doja Cat | 3億2300万1672 |
11 | Thot Shit | Megan Thee Stallion | 1億5985万9789 |
12 | WAVEBODY (Remix) | JP THE WAVY, OZworld, LEX, ¥ellow Bucks | 117万3610 |
13 | spy? | WHOKILLEDXIX | 4595万6139 |
14 | Butterflies | Skrillex, Starra, Four Tet | 1151万7714 |
15 | Supersonic | Skrillex, Noisia, josh pan, Dylan Brady | 1927万2220 |
16 | You Could Be | Anz, George Riley | 196万8088 |
17 | LiLBiTch | chillpill, Rico Nasty, Soleima | 100万6016 |
18 | Friday (Remix) | Rebecca Black, 3OH!3, Big Freedia, Dorian Electra | 156万6851 |
19 | Stay Safe! UFO! | Ooveen | – |
20 | I Go | Peggy Gou | 575万3814 |
21 | My Moon | VivaOla, ZIN | 58万4919 |
22 | Baby Powder | Jenevieve | 3384万5827 |
23 | Never Left | Lil Tecca | 1億886万7209 |
24 | Late At Night | Roddy Ricch | 1億1240万4670 |
25 | Papi’s Home | Drake | 6498万8489 |
26 | Headshots (4r Da Locals) | Isaiah Rashad | 2555万3706 |
27 | Grateful | Kota The Friend | 110万1747 |
28 | Pressure | Ari Lennox | 925万9409 |
29 | Right Track | Syd, Smino | 207万4619 |
30 | Anthem | FKJ | 130万3613 |
※再生回数(PLAYS)は2021年12月12日時点のSpotifyのもの
※曲順はランキング形式ではありません。ベースは曲の粒の大きさでそれを音楽の系統も考慮してスムーズに聴ける順番に並べています。
“Top Tracks of 2021”
Selected by MRMYX
Spotifyで聴く方はこちら ▶︎ https://spoti.fi/3IHzhD4
YouTubeで聴く方はこちら ▶︎ https://bit.ly/3lJetRt
Spotifyで聴こう
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ただ聴くだけでもいいんですけど、「聴いたよ」っていう証としていいねやSpotifyのアカウントのフォローもしてもらえると非常に嬉しいです。
ちなみに、誰がいいねしてるのかはわからない仕様になってるんですよね。なので僕はいいねの数だけがわかります。
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もっと聴きたい方へ
現在、続編のプレイリストを鋭意作成中です。
とりあえず、Top Artists of 2021 (トップ・アーティスト・オブ・2021)は公開済みなので、このTop Tracks of 2021をチェックし終わったらさらに深掘りして聴いてみてください。
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