「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(The Wolf Of Wall Street)」(2013) を観ました。





前から観てみたかった、「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(The Wolf Of Wall Street)」(2013) という映画を観てみました。
面白すぎて5回連続で観ちゃいました。


監督はマーティン・スコセッシ。
主役はレオナルド・ディカプリオ。
内容は、ジョーダン・ベルフォートという実在の人物の実話を元にした映画となっています。
舞台は80〜90年代のウォール・ストリートで、基本的には投資の世界の話です。


単刀直入に言って、この映画めちゃくちゃ面白かったです。笑えるシーンも多いです。ガチで笑えないシーンもありますが。
真面目な人は見ない方がいいです。

テンポが良過ぎて、最初から最後まで全く見飽きない。全シーン最高。見始めたらあっという間に見終わります。
映画として本当に完璧につくられてると思いました。

投資について学べるとか、そういう要素はほぼないけど、単純に面白い。
エンタメ作品として本当に優れてると思います。

僕は全然映画に詳しくないんで、合ってるかわかりませんが、素人目で見て映画監督とか目指してる人は絶対観た方がいいと思いました。




映画の作りとしては、さりげなく色んな手法が取り入れられてると思いました。

 ・ナレーションが状況説明する
 ・演技に合わせてナレーションが心の声を話す
 ・登場人物が直接カメラ目線で解説する
 ・本編の途中にコマーシャル風の映像が入る
 ・いきなりアクション映画みたいになる(船のシーン)
 ・カメラワークとかも色んな手法をさりげなく使ってると思います


ヒューマンドラマ的なしっとりしたシーンもあるし、コメディー映画的なふざけたシーンもあるし、アクション映画みたいな激しいシーンもあるし、犯罪映画みたいに見えるシーンもあるし、1つの映画の中に色んな手法、スタイルが散りばめられていて、どのシーンも面白くて見入ってしまいました。





キャラと配役のマッチング具合が最高すぎる。

どんな顔でどんな体型のやつにどんな役をやらせるかっていうのがどれだけ大事かということがよくわかります。
それぞれ全員、顔つきからキャラがにじみ出てる。

ウォールストリートの先輩もジョーダンの最初の彼女もその後の奥さんのナオミも相棒のドニーもFBI捜査官のデナムも、それ以外のキャラも全員、配役がキャラにマッチしすぎてる。

脇役からエキストラまで全員キャラにドンピシャの顔してます。







音楽のチョイスも最高。

特に、僕はヒップホップ好きなので、パーティーシーンでサイプレスヒルの “Insane In The Brain” (1993) とかノーティー・バイ・ネイチャーの “Hip Hop Hooray” (1993) とかがかかるシーンは上がりますね。





あと、ジョーダンのゲイの執事が「パーティー」してるシーンではハイエナジーみたいな曲がうっすらかかってたりとか、ジョーダンが初めてウォール・ストリートで働き始める日にキャノンボール・アダレイの “Mercy, Mercy, Mercy” (1967) かかってたりとか、選曲がいちいちシーンにマッチしてて最高です。







まとめると、めちゃくちゃおすすめです。
投資とか、ウォール・ストリートに全然興味なくても誰が観ても面白いと思います。
映画として非常に優れてる。
ぜひ観てみてください。





最後に、印象的だったセリフの抜粋を置いておきます。

貧乏は美しくない。いい時も悪い時もあるが金はある方がいい。おれを軽薄な拝金主義だと思うなら、マクドナルドで働け。そこがお前の場所だ。金を稼げば問題は解決する。(ジョーダン・ベルフォート)





ちなみにジョーダン・ベルフォートはXで現在普通につぶやいてるので興味のある人はフォローしてみてください。




映画はAmazon Primeでも観れます。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00KFAXEI0/ref=atv_dp_share_cu_r/