本日の1曲【世界の名曲編】
今日はラキムの57歳の誕生日らしいのでラキムでいってみます。
ラキムというのは、ヒップホップの世界において、「ラップの神」と言われている人ですが、僕が思うに、ラキムの1番の功績は「声を張り上げない、ロウキーな声でのラップをヒップホップの世界に取り入れた」ことだと思ってます。
一言で言うと「クールなラップ」。
声を張り上げない、地声、自分のそのままの声に近い感じでの発声の仕方。
これが1番の違いだと思う。
この曲がリリースされた1987年「以前」と「以降」の曲を聴き比べたら言葉がわからなくても誰でもわかります。
めちゃくちゃざっくりいうとこんな歴史です。
①ランDMC
②ラキム
③グールー
その影響をさらに受けて、それ以降のラッパーはさらに声の表現方法の幅を広げています。
影響力絶大な世界の名曲。
🎤🎤🎤
Eric B. & Rakim – I Know You Got Soul [4th Broadway] (1987)
この曲の元ネタ①
Bobby Byrd – I Know You Got Soul (1971)
この曲の元ネタ② イントロのドラムフィルインのところ
本家ファンカデリックと仲違いして離脱したメンバーがつくったファンカデリクスとのこと。
「ファンカデリック」じゃなくて「ファンカデリクス」が正式名称のようです。
Funkadelics – You’ll Like It Too (1981)
オールドスクールヒップホップのプレイリストです。
完全に綺麗に年代順に揃えてあるわけじゃないんですが、大体年代順に並べてあります。
なので、ラキムの曲とそれ「以前」「以降」で聴き比べてみてください。
違いが明らかにわかるはずです。
例えばカーティス・ブロウやグランドマスター・メリー・メル、ランDMC、シュガーヒル・ギャング、ビースティー・ボーイズ、LLクールJ、KRSワン、2ライブ・クルーなどが「ラキム以前」の代表的なラッパーです。
さらにその後の影響を見るために、90年代ヒップホップのプレイリストも聴いてみてください。
ラキム以降のラップの違いがもっと鮮明にわかると思います。
僕が聴く限り、大きな影響を感じるのはグールー（ギャングスターのラッパー）、ピート・ロック、Qティップ、ジェル・ザ・ダマジャ、クレイグ・マック、ナズ、モブ・ディープ、スヌープ・ドッグなどなどです。
ほかにも色々聴いてラキムの影響を感じ取ってみてください。
僕は、ラキムのリリックを細かく分解して比較したわけじゃないので、細かい部分はわかりませんが、音楽そのものを聴き比べてわかる範囲で書いてます。
もっと詳しい分析もそのうちしてみたいですね。
「世界の名曲」はこちらのプレイリストに全て入れてあり、随時追加、調整中です。
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