■僕の意見
BPMのSYNC機能なんて、曲変えるたびに0.01秒で使ってる。
曲のテンポ合わせるためだけに使う時間とかマジで意味ないと思ってるし、ヒップホップなんて特に、繋ぎポイントも曲自体をかける時間も短いからビートマッチ以外に考えなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことがたくさんあるし、SYNCがなかったら間に合わない繋ぎもある。
あんなハイパー便利な機能をわざわざこだわって使わないとか本当に意味がわからない。
例えば、曲をミックスしながら例えばその2小節の部分でBPM上げたり下げたりして、次の曲に切り替わったときにはすでにオリジナルに近いBPMにしてドン、みたいな繋ぎ方ってSYNCがあるからこそできるし。
・ターンテーブルしかなかった
・レコードでしか音源がない
から耳で合わせるのは「必要」なので、なんとも思わないし、むしろ自分もレコードでもDJしてたし、耳でも合わせますよ。
CDJとかPCDJみたいに耳で合わせる、手作業で時間をかけて合わせる「必要がない」のにわざわざSYNC機能を避けて手作業でBPMを合わせる人の考えがよくわからんのです。
しかも、SYNCを使って超速でビートマッチができるようになることで、人力でやってたときにはできなかった繋ぎ方(音楽表現)ができるようになるわけです。
音楽っていうのはずっと、楽器とかテクノロジーの進化とセットで進化してきたわけで、「当時はそうするしかなかったから耳で合わせてた」けど、今はそんなことをする必要がないので、「する必要がないこと」をわざわざやるのは本質的にルーツへのリスペクトじゃなくて、むしろ当時の人がもし現在にいたらやらなかったであろうことなんですよね。
なので本当に「先人へのリスペクト」をするのであれば、その「行為」そのものではなくて、「マインド」とか「発想方法」をリスペクトすべきなんじゃないかなといつも思ってます。
CDJとかPCDJでわざわざ「ビートを耳で合わせる」とかっていうのは、リスペクトというより、「懐古主義」なんじゃないかなと思ってしまいます。
あと、勝手にビートチェンジしちゃう曲とかはあえてSYNCはずして、手動でBPM合わせたりもする。
例えば最近の曲だとJIDの “Surround Sound” (2022) とか。
ああいうBPMが曲の途中で変わっちゃう曲でSYNC使ってると急に変な状態になっちゃうので、あらかじめそういう曲だってわかってる場合はあえてSYNCを使わないで自然な状態にしておく。 (もしくは最初だけSYNCで合わせても、途中で外しておくとか。)
そうしておけばその曲の途中でビートチェンジしてもおかしなことにはならない。
そういうふうに意味を持って使ったり使わなかったりしてればいいと思う。
大した理由もなくSYNCを使わないっていうのが一番よくわからない。
■MRMYX (Mister Mix)
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