映画「ラスト・エンペラー(The Last Emperor)」を観た感想




映画「ラスト・エンペラー(The Last Emperor)」(1987)を観ました。

観終わった記録しとして感想を書き残しておきます。




■オススメ度

まず、この映画は超オススメです。
観てない人は絶対に観たほうがいいです。

何がいいかというと

・とにかくリアル
・映像がすごい
・舞台、衣装、小道具、食べ物、エキストラ、音楽、あらゆる要素の本格的レベルがすごい
・中国最後の王朝「清」の時代から近現代の中国、満州、日本の歴史や様子がわかる「記録」としての価値
・いつになっても古くならないタイムレスな作品

本格的
上質
正統派
リアル

とにかくそんな感じの映画でした。

特に出てくる人数がすごいんですよね。
主人公は中国の皇帝なので、その家来もたくさんいます。
その人数の多さをケチらずに全て表現してるのがこの映画のすごさの1つです。
数えきれないくらいのエキストラたちがちゃんとみんな着物を着ていたりするんですよね。
その壮大さ。迫力。リアルさ。

まるで、本物のナマの映像を見ているかのような感覚になります。

本当にこんな感じだったんだろうな〜みたいな。

その本気度、凄さが映画全体を通じてずっと続いていきます。

そして、ネット上にもあまり画像も出回ってないので、ぜひ映画を観てほしいです。






■どんな映画か

1987年に上映されたベルナルド・ベルトルッチ監督の作品です。
音楽は坂本龍一やデイビッド・バーンが担当しています。

僕は坂本龍一経由でこの映画のことを知りました。

“The Last Emperor” というこの映画のテーマ曲を作曲しているのが坂本龍一です。
そして、坂本龍一も映画の中に登場人物として出てきます。




ストーリーは、

中国最後の皇帝「溥儀(ふぎ)」の人生を子ども時代から死ぬまでを描いています。


その1人の人間の生涯の中に

・3歳で中国最後の皇帝となる
・辛亥革命と退位
・天津での近代的な生活
・満州国の皇帝となる
・第二次世界大戦の敗戦
・中国共産党による投獄生活
・釈放後の庭師としての穏やかな人生

という激動の時代があり、それが全て描かれています。


特に溥儀が生まれ育った古代中国の世界から近代化、西洋化された世界に移っていく、その大きな時代の変化が全て1人の人間の人生の中で起きていて、それが1本の映画の中に全て収められているのがとても面白いと思いました。

皇帝として生まれ、チヤホヤされて育ったにも関わらず、その立場によって今度は戦犯として投獄生活も強いられるという一生は羨ましさもあり、可哀想でもあると思いました。


とにかく、溥儀の一生がめちゃくちゃリアルな映像でまとめられて映画化されているのがこの映画です。





この映画をフェイバリットに挙げる人は結構多いみたいですが、僕も疑いようのない傑作だと思いました。
くだらない笑えるシーンとかはない終始シリアスな映画ですが、「良い映画」「質の高い映画」が観たいという人には本当にオススメです。ぜひ。





サントラも映画を見る前に聴くのと、映画観てから聴くのとでは全然良さが違いますね。











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